【シルクロードS・玉木の特注馬】忘れた頃のテイエムスパーダ

テイエムスパーダ
テイエムスパーダ

◆第29回シルクロードS・G3(1月28日、京都・芝1200メートル、ハンデ)

 昨年9月のセントウルS・G2を14番人気で逃げ切り、単勝112・6倍で大金星を挙げたテイエムスパーダ(牝5歳、栗東・木原一良厩舎、父レッドスパーダ)。前走のスプリンターズSは並びも悪く、外からジャスパークローネに行かれてリズムを崩し、14着に敗れた。

 17日の1週前追い切りは栗東・坂路で富田暁騎手が騎乗し、51秒0―12秒5と久しぶりに速いタイムを計時。セントウルSの追い切りよりも躍動感があった印象で、木原調教師も「ここを目標にじっくり調整してきた」と満足げな表情を見せる。

 同型でここ2戦逃げているカルネアサーダは参戦なら中1週で、近2戦の鞍上・川須栄彦騎手が同日の根岸Sでシャマルに騎乗することもあり、北九州短距離S(2月11日、小倉・芝1200メートル)と両にらみ。同馬の出否、枠順の並びなど直前まで確認したい要素はあるが、直線平坦コースでもあり、単騎で逃げられれば一発がある。(玉木 宏征)

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