◆第74回東京新聞杯・G3(2月4日、東京・芝1600メートル)
まだ実績こそ目立たないが、いかにも東京コース向きなルージュリナージュ(牝5歳、美浦・宗像義忠厩舎、父スピルバーグ)の巻き返しを期待したい。オープン入りしたばかりだった前走のターコイズSは、スタートで痛恨の出遅れ。直線では外から11着まで追い上げるのが精いっぱいだったが、上がり最速33秒7は脚力があることを示した。
これまでの全4勝は左回りコースで、うち東京で3勝と舞台適性は高い。2走前のユートピアSもスタートはひと息だったが、直線で後方大外から上がり最速33秒1で差し切り、切れ味は非凡なものを感じさせた。マイル2度目でペース慣れも見込めるとみて、軽視は禁物だ。(坂本 達洋)