◆第64回きさらぎ賞・G3(2月4日、京都競馬場・芝1800メートル)
東京、京都で行われる2重賞の出走馬が1日、決定した。第64回きさらぎ賞・G3(4日、京都)は、ヴェロキラプトルが万全の態勢。ホープフルSでは10着に敗れたが、立て直した効果で大幅に状態を上げてきた。
同じ高野厩舎のG1ホースに続け。きさらぎ賞に挑むヴェロキラプトルは前走のホープフルSこそ10着だったが、初戦が逃げ切り、野路菊Sは差し切り勝ちのように、違う形での連勝は高いセンスの証し。高野調教師は「適応力のあるタイプ。切れ味で勝負する馬ではないし、時計がかかるのはいい条件」。翌週の共同通信杯(11日、東京)で始動する昨年の最優秀2歳牡馬のジャンタルマンタルに、勢いをつける勝利を期待する。
今週は栗東・坂路を馬なりで53秒8ながら、ラスト11秒8と力強い伸び。トレーナーは「無理せずにリズムを守りながら、いいフットワーク。体を大きく使って、いい仕上がり」と巻き返しての重賞初タイトルへ万全だ。