【クイーンカップ展望】“瞬間移動”の豪脚で新馬戦Vのアルセナールが中心

クイーンカップの登録馬。※騎手は想定
クイーンカップの登録馬。※騎手は想定

 第59回クイーンカップ・G3が2月10日、東京の芝1600メートルで行われる。

 昨年11月の東京マイルの新馬で差し切りを決めたアルセナール(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎)が主力。単勝1・5倍を背負い、直線でギアが入らないシーンもあったが、いざエンジンが点火すると“瞬間移動”の豪脚で1馬身差をつけてゴールした。半姉にマイルCS勝ち馬のナミュール、アルテミスS優勝のラヴェルがいる良血馬。「届かないと思いましたが、最後は驚きました」と称賛したルメール騎手の手綱で、デビュー連勝、重賞ゲットをもくろむ。

 アルテミスS2着、阪神JF4着の実績馬サフィラ(牝3歳、栗東・池添学厩舎)。全兄に19年朝日杯FS覇者サリオスがいる良血馬。成長力も秘め、ここで念願の重賞Vへ。

 未勝利、1勝クラス連勝中のルージュスエルテ(牝3歳、美浦・国枝栄厩舎)、コスモス賞2着、クローバー賞1着のコスモディナー(牝3歳、美浦・伊藤伸一厩舎)、赤松賞2着テリオスサラ(牝3歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)、2戦目の百日草特別3着のアドマイヤベル(牝3歳、美浦・加藤征弘厩舎)、グレナディアガーズの半妹クイーンズウォーク(牝3歳、栗東・中内田充正厩舎)も未勝利勝ちの内容よくマークが必要。(大上 賢一郎)

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