【京都牝馬S】レジェンド騎手が38年連続重賞制覇 来月55歳を迎えるも「あと20年ぐらい続けたい」

38年連続重賞勝利に笑顔の武豊(カメラ・高橋 由二)
38年連続重賞勝利に笑顔の武豊(カメラ・高橋 由二)

◆第59回京都牝馬S・G3(2月17日、京都・芝1400メートル、良)

 17日の京都メイン、京都牝馬S・G3は2番人気のソーダズリングが重賞初Vを決めた。武豊は昨年の有馬記念(ドウデュース)以来となる38年連続のJRA重賞勝利を、くしくも同じハーツクライ産駒の4歳牝馬で達成。来月には55歳を迎えるレジェンドは「せっかく続いてるので、あと20年ぐらい続けたいですね」と涼しい表情で、自身の持つJRA記録を更新した。2位の岡部幸雄元騎手が28年連続(75~02年)ということを考えれば、改めてすごい記録だ。

 相棒は初めての1400メートルだったが、出たなりで中団から流れに乗れていた。「スムーズで理想的なレースができました」と武豊。直線入り口で外のメイケイエールと接触するシーンがあり、追い出す態勢に入ったのは残り250メートルからだったが、自信があった。「反応が良くて、ちょっと先頭に立つのが早いかなと思いましたが、最後まで我慢してくれて能力が高いなと思いました」。外から猛追するナムラクレアを抑えきり、首差以上に強い印象を残した。

 牝馬ならヴィクトリアマイル(5月12日、東京)を目標にするのが自然だが、ユタカは「結果的にはこれぐらいの距離(1400メートル)がいいのかなと思います。マイル? 6ハロンも視野に入ってきますよね」とニヤリ。昨年の最優秀スプリンター、ママコチャが待つ高松宮記念(3月24日、中京)で牝馬対決があるのか。新星から目が離せない。(玉木 宏征)

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