◆第98回中山記念・G2(2月25日、中山・芝1800メートル、1着馬に大阪杯の優先出走権)追い切り=2月21日、栗東トレセン
今年の初戦を迎えるエルトンバローズ(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ディープブリランテ)は、雨の中、坂路でしまいを伸ばして54秒9―11秒8とシャープな動き。順調な仕上がりを感じさせた。杉山晴調教師は「しまいの反応を確認しましたが、動きはよかったです。雨で馬場も重かったけど、(ラスト)11秒台ですから」と、体調のよさを伝えた。
前走はマイルCSで4着と、力のあるところを示した。1800メートルはラジオNIKKEI賞、毎日王冠と重賞を2勝している得意の距離。「ジョッキーの指示通りに競馬ができるし、中山の小回りを考えると強みになると思います」と指揮官はうなずいた。