今月限りで引退する川島信二騎手=栗東・フリー=が、2月25日の阪神8R・4歳上2勝クラス(ダート1800メートル=10頭立て)のピジョンブラッド(牝5歳、栗東・荒川義之厩舎、父パイロ)でJRAラスト騎乗に挑むも、9着に終わった。
「悔しいですね。勝てるチャンスのある馬だと思って騎乗しましたが、流れが向かなかった」と唇をかんだ。レース後には花束贈呈式が行われ、師匠の安藤正敏元調教師も来場。「川島はうまい」と、いつも褒めてくれたという師匠と握手も交わした。
3月1日付で栗東・庄野靖志厩舎で調教助手となる。JRAではこの日が最後だったが、27日に名古屋で行われる地方交流競走に騎乗予定。自身とコンビを組んで19年の関屋記念で2着など、重賞でも活躍したミエノサクシードの息子ミエノソニック(牡3歳、栗東・高橋亮厩舎、父サトノクラウン)で臨む。「思い入れのあるミエノサクシードの子供でのレースがある。幸せですね」。白星で花道を飾りたいところだ。