◆第61回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2(3月3日、中山競馬場・芝2000メートル)
皐月賞の切符取りへ、エコロレイズ(牡3歳、美浦・岩戸孝樹厩舎、父アメリカンペイトリオット)がハードなトレーニングを積んでいる。1週前追い切りの2月21日には美浦・Wコースで5ハロン67秒8―11秒7を記録。その後も25日に64秒3―11秒8、29日に65秒6―11秒7と、熱心に乗り込まれた。レース前日の3月2日も坂路を69秒5―17秒3で登坂。キビキビとした動きに疲れは一切感じられず、仕上がりは万全と言っていい。
陣営の高い勝負気配は、素質を評価しているからこそ。岩戸調教師は「いい馬ですよ。相手は一気に強くなるけど、力試しの一戦だね。ここ2走は仕掛けが少し早かったから、ワンテンポ遅らせる競馬で何とか権利を取ってほしい」と、言葉に気持ちを込めた。