【オーシャンS】横山武史騎手が「G1でもやれる」と絶賛したトウシンマカオが重賞3勝目

重賞3勝目を飾ったトウシンマカオ
重賞3勝目を飾ったトウシンマカオ

◆第19回オーシャンS・G3(3月2日、中山・芝1200メートル=1着馬に高松宮記念への優先出走権、稍重)

 第19回オーシャンS・G3(中山)はトウシンマカオが昨年の京阪杯に続くVで重賞3勝目を挙げた。

 大舞台へ、トウシンマカオが大きな重賞3勝目を手にした。抜群のスタートから無理をせず、道中は5番手で脚をためる。直線に向くと一気にギアを上げて突き抜ける完勝で、1馬身1/4差の着差以上のインパクトを残した。

 当初、騎乗予定だった菅原明が虫垂炎の疑いのため、初コンビとなった横山武は「流れが速くなれば、ためて良さが生きると思っていたので、馬のリズムを尊重しつつ、理想的な競馬ができた」と納得の表情を浮かべた。

 前哨戦を圧勝し、目標の高松宮記念・G1(24日、中京)に堂々と向かう。鞍上が「能力はG1でもやれると思う」と自信。高柳瑞調教師も「余裕(プラス12キロ)があったなかで勝てたのは良かった。馬は成長している」と手応え。悲願のビッグタイトル取りへ、機は熟している。(松末 守司)

 ◆トウシンマカオ 父ビッグアーサー、母ユキノマーメイド(父スペシャルウィーク)。美浦・高柳瑞樹厩舎所属の牡5歳。北海道新ひだか町・服部牧場の生産。通算16戦6勝。総獲得賞金は2億3240万9000円。主な勝ち鞍は京阪杯・G3(22、23年)。馬主は(株)サトー。

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