【報知杯弥生賞】皐月賞へ新星誕生 Mデムーロ神騎乗に応えた 6番人気伏兵が人気馬一蹴 重賞初タイトル

コスモキュランダ(左)がシンエンペラー(右)、シリウスコルト(中)を引き連れてゴールイン
コスモキュランダ(左)がシンエンペラー(右)、シリウスコルト(中)を引き連れてゴールイン

◆第61回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2(3月3日、中山・芝2000メートル)

 皐月賞トライアルの第61回報知杯弥生賞ディープインパクト記念・G2が3日、中山競馬場で行われ、6番人気のコスモキュランダ(Mデムーロ)が早めの仕掛けから抜け出すと1馬身1/4差をつける1分59秒8のレースレコードV。キャリア7戦目で、皐月賞馬の父アルアインに贈る重賞初制覇を飾った。2着シンエンペラー、3着シリウスコルトまでが、4月14日に同舞台で行われる本番の優先出走権を得た。

 単勝6番人気の伏兵が名手の導きで実績馬や無敗馬を蹴散らした。コスモキュランダはスタートでやや遅れ、序盤は後方3番手。前残りの馬場で絶望的な位置になったが、Mデムーロは「馬場もあるしペースもどうかなと思って」と向こう正面からポジションを上げ3コーナーで2番手に進出。そのまま直線でもしぶとく脚を伸ばし、後続を封じた。同舞台の皐月賞で歴代最多4勝を誇る“コースマイスター”の好リードに、加藤士調教師も「うまく乗ってくれた。馬の特徴をつかんでくれた」と称賛を惜しまなかった。

 出走馬最多のデビュー7戦目だったが、初コンビだった鞍上は「乗った瞬間からいい馬だと感じた」と乗り味をベタ褒め。トレーナーも「1走ごとに著しく伸びています。競馬を使うことが一番のトレーニングになりますからね」と、素質を開花させた愛馬に目を細めた。昨年6月の初陣は12着だった“たたき上げ”が、1分59秒8のレースレコードをたたきだし、のちのダービー馬マカヒキが16年に記録したタイムを0秒1更新。17年皐月賞馬の父アルアインに、初年度産駒として初の重賞タイトルをもたらした。

 牡馬でもクラシックの有力候補が誕生した加藤士厩舎は、開業6年目で飛躍の年を迎えている。昨年の京王杯2歳S覇者で阪神JF3着のコラソンビートが、桜花賞トライアルの報知杯フィリーズレビュー(10日、阪神)で始動する。39歳の若手トレーナーは「報知杯連覇をできるように頑張りますよ」と笑みを浮かべた。その目には、確かな自信の光が輝いていた。(角田 晨)

 ◆コスモキュランダ 父アルアイン、母サザンスピード(父サザンイメージ)。美浦・加藤士津八厩舎所属の牡3歳。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産。通算成績7戦2勝。総獲得賞金は6641万4000円。重賞初勝利。馬主は(有)ビッグレッドファーム。

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