【報知杯FR】庄野靖志調教師、桜TR2週連続Vあるぞシカゴスティング抜群

ゴール前で鋭く加速したシカゴスティング(手前)
ゴール前で鋭く加速したシカゴスティング(手前)

◆報知杯フィリーズレビュー追い切り(6日・栗東トレセン)

 シカゴスティングは栗東・坂路で54秒5―12秒2。先行したリュクスブリランテ(3歳未勝利)に馬なりのまま、1馬身半先着してゴールした。鮫島駿の手は動かず、持ったままで自然にギアが上がる好内容だった。

 見守った庄野調教師は「今日も馬の後ろにつけて、折り合いをつけて抜け出すという(指示)ね。反応もよかったし、スピード感も十分だった」と笑顔で振り返った。

 前走の阪神JFはレースレコードの決着のなか、逃げて5着。「テンションが高くてハナに行く形だったが、最後まで踏ん張った。今回はハナにはこだわらない」と控える作戦だ。そのために先週の追い切りでも、チューリップ賞を勝った僚馬のスウィープフィートを前に置き、我慢させる調教を施している。

 2週続けてまたがった鮫島駿も「前走はペースが速かった。以前より力強さも増してきましたし、いい感じの気の入り方ですね」と手応えの良さを隠さなかった。2走前のファンタジーSでは中団からよく伸びて0秒1差の3着に好走。「G1でもいい走りをするスピードがある馬ですし、臨機応変に」と研究熱心な鞍上はどんな状況にも対応できる準備を怠らない。

 トレーナーは「馬の後ろで我慢してくれれば、いい走りができると思う。この馬も楽しみだね」と自信をみなぎらせた。厩舎の桜花賞トライアル2週連続Vへ、視界は良好だ。(山下 優)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル