◆フラワーC・G3(3月16日、中山・芝1800メートル)
カニキュル(牝3歳、美浦・菊沢隆徳厩舎、父エピファネイア)は、昨年11月の未勝利を上がり最速の末脚で2着馬に2馬身半つける完勝。レース後、第一指骨部分に骨片が見つかり休養したが、その間にパワーアップした。菊沢調教師は「勝った時より体の面で成長を感じる」と手応えを口にする。
6日の1週前追い切りは初コンビの戸崎圭太騎手がまたがり、美浦・Wコースでラスト11秒2とキレのある動き。鞍上も「牝馬ですけど、体力があってタフな馬という印象でした。未勝利も強かったですし、楽しみですね」と好感触をつかんだ。母シャルールは16年の福島牝馬S、クイーンSで2着と重賞戦線で活躍。その娘が虎視たんたんと重賞初タイトルを狙っている。