◆第72回阪神大賞典・G2(3月17日、阪神・芝3000メートル)
第72回阪神大賞典・G2(17日、阪神=1着馬に天皇賞・春の優先出走権)に、ユーキャンスマイルが5年連続で出走する。20年に勝ち、21年2着、22年は5着。昨年はスローペースに泣いて8着に敗れたが、その後の4戦も勝ち馬とは1秒以内と、展開ひとつで浮上していい存在だ。
豊富な経験が強みになることが少なくない長丁場。挑戦を続ける9歳馬に友道調教師は「極端に年齢的なものは感じません。このレースは、過去にいい内容で走っていますからね」と激走を期待する。
今回は荻野琢に手綱を託す。実戦でのコンビは京都新聞杯(6着)以来、約5年10か月ぶりとなるが、その間も追い切りには何度もまたがってきた。「この馬のことをよく分かっているから」とトレーナーは信頼を寄せる。先週の金鯱賞では同じ友道厩舎、金子真人オーナーのヨーホーレイクが2年2か月の長期ブランク明けで3着に好走。今週は大ベテランでアッと言わせる。(玉木 宏征)