【阪神大賞典】15日に55歳の武豊「まさにシルヴァーソニックやね」久々コンビの8歳馬の追い切り騎乗

武豊騎手を背に坂路を駆け上がるシルヴァーソニック
武豊騎手を背に坂路を駆け上がるシルヴァーソニック

◆第72回阪神大賞典・G2(3月17日、阪神・芝3000メートル)追い切り=13日、栗東トレセン

 10か月半ぶりの実戦となるシルヴァーソニック(牡8歳、栗東・池江泰寿厩舎、父オルフェーヴル)は武豊騎手=栗東=の騎乗で坂路を単走。シュッと切れる感じではなかったが、52秒6―12秒4とまずまずの時計で駆け上がった。

 武豊は「しまいはモタっとしたけど、いつもそんな感じらしいです」と冷静に分析。8歳になる同馬とのコンビは2020年6月のジューンS(6着)以来、実に3年9か月ぶりとなる。「(コロナ禍による)無観客競馬だった。あの景色は覚えていますよ」と懐かしんだ後、「8歳と(今月15日で)55歳のコンビ。まさにシルヴァーソニックやね」とシルバー世代に引っかけた表現で周囲を笑わせた。

 同馬は1994年のムーンランドロンシャン賞を勝った祖母スキーパラダイスを始め、母エアトゥーレにも騎乗経験がある。「僕にとって、ゆかりの血統。おばあちゃん、お母さんともに短いところだけど、この馬は距離が長い方がいいですね」。前哨戦ではあるが、久々のコンビを楽しみにしている。

武豊騎手を背に坂路を駆け上がるシルヴァーソニック
武豊騎手を背に坂路を駆け上がるシルヴァーソニック

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