開業時から注目を集めている福永祐一厩舎=栗東=に3月14日、初の2歳馬が入厩した。エトピリカの22(牡2歳)で父は現役時代に全戦で手綱を執り、未完の大器と言われたシルバーステート。母も1000万(当時)を勝ち上がった時に手綱を執っていた。馬主は過去にスターリングローズやゴールデンジャックなどの重賞ホースに騎乗し、ゆかりの深い協栄。福永師は「お母さんに似て、スピードがある。まずまず素軽い動きをしています」と説明している。
開業2週目となる今週はともに日曜日に2頭がスタンバイ。中山10Rの千葉S(4歳上オープン、ダート1200メートル)のデュアリスト(牡6歳、父ミッキーアイル)、阪神9Rの山陽特別(4歳上2勝クラス、芝1400メートル)のプリモカリーナ(牝5歳、父サトノアラジン)が出走する。特にプリモカリーナは現役時代に深い親交のある川田将雅騎手=栗東・フリー=との初コンビ。注目が集まりそうだ。