JRAは3月15日、海外の駐在員事務所で個人情報などの漏えいがあったことを発表した。勤務する職員1人が外部からのフィッシングメールによる被害を受け、同職員が使用するメールボックスの内容が不正にアクセスされて、保存されていたJRA職員、競馬関係者などのメールアドレス(約500件)とメールに含まれる内容が漏えいした可能性があるとしている。
現時点でこれによる二次被害の発生は確認されておらず、国内でJRAが管理、保有するお客様情報などについては一切漏えいはないとしている。今後についてJRAは、海外の駐在員事務所におけるインターネット環境のセキュリティー対策を強化するとともに、全職員に対して情報セキュリティー研修を一層徹底することで再発防止に努めるとしている。