【中山11R・スプリングステークス】2戦2勝の◎シックスペンスから入る。昨年9月の新馬戦は直線で進路を探しながらだったが、内の狭いスペースから非凡な瞬発力を発揮。頭差の着差以上に能力を感じさせる内容だった。
続く前走のひいらぎ賞は好スタートから2番手につけると、初戦同様に折り合いはスムーズ。直線では手応え通りに楽々と抜け出した。デビュー戦同様、センスの良さが光った2連勝だった。
3か月ぶりで挑む今回、美浦・Wコースでの1週前追い切りは5ハロン65秒5―11秒5で自己ベストを更新して古馬2勝クラスに馬なりで併入。以前は坂路主体の調整だったが、Wコースでしっかり調教を積めているのは成長の証し。1ハロンの延長も問題はなく、無傷3連勝で牡馬クラシックの主役に躍り出る。
ウォーターリヒトは初勝利までに4戦を要したが、その後はG3で小差の〈3〉〈2〉着。いい決め手があり、展開次第では逆転も。ジュンゴールドの前走はレース前からイレ込んで不発。再度の長距離輸送がポイントになるが、落ち着いて臨めば一変がある。