【阪神11R・毎日杯】好素材が集まり、今後のクラシック路線に向けて重要な一戦。そのなかでもニュージーズのデビュー戦がすごかった。1000メートル通過が63秒1のスローペースでも難なく折り合い、道中の運びに操縦性の高さを感じた。直線ではルメールが軽く促しただけで抜け出すと、2着馬に5馬身の差をつける圧巻のパフォーマンス。ラスト3ハロンが12秒1―11秒7―11秒3の加速ラップだったことを考えると、文句のない勝ち方だ。
昨年12月28日以来の出走だが、木村厩舎らしく早めに栗東トレセンに移動。今月7日から追い切りを重ねている。最終追いもCWコースで余力十分に6ハロン81秒9―11秒2をマーク。ますますパワーアップしている印象で、ここでの勝ち方次第では日本ダービーも見えてくる。
前走のシンザン記念を難なく制し、2戦2勝としたノーブルロジャーも能力は確か。センスのいい走りから、1ハロンの距離延長も苦にならない。ファーヴェントの前走はゴール前の不利が痛かった。それでも0秒3差で、スムーズに運べれば上位に浮上しておかしくない。