【大阪杯展望】昨年の日本ダービー馬タスティエーラの復権Vに期待

大阪杯の出走予定馬。※騎手は想定
大阪杯の出走予定馬。※騎手は想定

 第68回大阪杯・G1が3月31日、阪神の芝2000メートルで行われる。

 有馬記念6着以来のタスティエーラ(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)。美浦・Wコースの1週前追い切りでは、6ハロン82秒2、残り2ハロンからは11秒4―11秒2と抜群の切れ味を発揮した。堀調教師は「フットワークにまだ重さが残っていますが順調に仕上がってきている印象」と感触を伝えた。昨年のダービー馬の復権Vに期待。

 皐月賞馬のソールオリエンス(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)は中間から「道中のタメ」を利かせるため初めてブリンカーを試している。本番の着用は未定も手応えあり。実戦で新味があれば、久々の勝利も。

 チャレンジC1着、京都記念2着と重賞で安定感が出たベラジオオペラ(牡4歳、栗東・上村洋行厩舎)。阪神2000メートルは適性抜群だけにここはチャンス。

 函館記念、オールカマー連勝のローシャムパーク(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)も中間の仕上げ過程は順調だけに上位争いに加わっていい。

 白富士S1着ロードデルレイ(牡4歳、栗東・中内田充正厩舎)、京都記念の勝ちっぷりが良かったプラダリア(牡5歳、栗東・池添学厩舎)、エリザベス女王杯2着ルージュエヴァイユ(牝5歳、美浦・黒岩陽一厩舎)、前走で復調気配のキラーアビリティ(牡5歳、栗東・斉藤崇史厩舎)、ジオグリフ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎)、大阪城Sで復活Vのステラヴェローチェ(牡6歳、栗東・須貝尚介厩舎)、小倉大賞典で重賞初Vのエピファニー(牡5歳、美浦・宮田敬介厩舎)、有馬記念9着以来のハーパー(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎)、愛知杯1着ミッキーゴージャス(牝4歳、栗東・安田翔伍厩舎)、中山金杯1着リカンカブール(牡5歳、栗東・田中克典厩舎)がエントリー。(大上 賢一郎)

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