4月13日の中山9R・山藤賞(芝2000メートル=6頭立て)は、4番人気のヤマニンアドホック(牡3歳、美浦・辻哲英厩舎、父ノヴェリスト)が、鮮やかに逃げ切ってオープン入りを決めた。05年の府中牝馬Sなど重賞2勝を挙げたヤマニンアラバスタを祖母に持つ血統。勝ち時計は2分1秒1(良)。
ポンと好スタートを決めて、すんなりハナで主導権を奪った。少頭数とあってマイペースでリズム良く運び、直線でも二枚腰で踏ん張って、2着のショーマンフリートに1馬身差をつけた。
津村明秀騎手は「レース前のテンションも高かったのでケンカはしたくなかった。リズム良くハナに行けて、マイペースで道中も手応え良く運べました。ここで2勝目を挙げられたのは大きい。精神面が大人になれば、もっとやれると思います」と、白星を振り返った。