【青葉賞展望】G1・7勝馬キタサンブラックの半弟シュガークンが中心

青葉賞の登録馬。※騎手は想定
青葉賞の登録馬。※騎手は想定

 第31回青葉賞・G2が4月27日、東京の芝2400メートルで行われる。

 G1・7勝馬キタサンブラックの半弟シュガークン(牡3歳、栗東・清水久詞厩舎)。現在は未勝利、大寒桜賞を連勝中。父がドゥラメンテに替わったが、スケール感は兄に負けないものがある。1週前は読売マイラーズCに出走したボルザコフスキーを相手に、3馬身半追走して半馬身先着。6ハロン80秒2―11秒1の切れを披露した。手綱を執った武豊騎手は「動きがすばらしく、状態が良さそう。こういう血統なんだし、ダービーに出さなきゃいけない馬」と笑みを浮かべた。東京の芝2400メートルでどんな競馬ができるか要注目の一戦だ。

 新馬、葉牡丹賞連勝で挑んだ報知杯弥生賞ディープインパクト記念は6着に終わったトロヴァトーレ(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)。3、4角では馬場を気にして、リズムよく走れなかったと敗因は明確。追い切りの走りは相変わらず絶品だけにここで見直したい。

 新馬戦で2着に敗れた相手が皐月賞馬ジャスティンミラノのヘデントール(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)。その後の未勝利、1勝クラスを連勝しただけに、重賞でも戦えていい素材だ。

 京成杯3着、スプリングS4着のコスモブッドレア(牡3歳、美浦・小野次郎厩舎)、未勝利、フリージア賞連勝のマーシャルポイント(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎)、ゆりかもめ賞1着ウインマクシマム(牡3歳、美浦・畠山吉宏厩舎)、ゆきやなぎ賞を勝って再び軌道に乗ったショウナンラプンタ(牡3歳、栗東・高野友和厩舎)、共同通信杯3着のパワーホール(牡3歳、栗東・昆貢厩舎)など、多士済々のメンバー構成。(大上 賢一郎)

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