【京都11R・都大路ステークス】◎アルナシームは前走のダービー卿CTでも期待したが、トリッキーな中山コースが合わなかったか9着に終わった。ただ、しまいの伸び脚は目立っており力の一端は示した。3走前の京都金杯11着をみても、現状ではマイルの流れが合わないのだろう。
1日には新コンビを組む横山典が騎乗し、栗東・CWコースで6ハロン79秒9―11秒7の好時計をマーク。うまくためが利いていて、ジョッキーとの相性もよさそうに思えた。レース前日の10日も坂路でいいアクションを披露し、状態は申し分ない。1800メートルは全5勝のうち、4勝を挙げている得意の距離。4走前に完勝したカシオペアSと同じ舞台なら、58キロでも中心視したい。
相手の筆頭はリューベック。ここ4戦は不利などが重なって力を出し切れていない印象だが、昨年春の但馬Sでは後の重賞勝ち馬、ゼッフィーロを退けて勝っている。セントカメリアの前走は道中で脚を使ってしまったが、ためれば2走前のように切れる馬。展開がはまるようなら一発がある。