【東京11R・ヴィクトリアマイル】ヴィクトリアマイルの考察を担当した記者は、今春から大阪本紙予想を担当。G1の馬券プレゼント今週も細かく調教をチェックし、陣営の話にもじっくりと耳を傾けてきた。導き出した答えは◎スタニングローズ。
強調したいのは前走からの上昇度。10か月半ぶりの休養明けだった大阪杯は、栗東・坂路で56秒1と控えめな追い切りでいかにも休み明けを感じる動きだった。しかし、レースでは積極的に逃げて見せ場を作った。牡馬を相手に0秒5差の8着なら、決して悪くない。
ひと叩きされた今回はまさに気配が一変している。8日は坂路で53秒5―11秒8を持ったままで計測した。騎乗した西村淳騎手が“イルカ”と表現するくらい柔らかく、ばねのあるアクションだった。昨年の当レース12着は、大阪杯を疲れで回避した影響があったもので、参考にはならない。高野調教師も「昨年よりも過程が断然いいです」と期待を隠さなかった。
東京は今週からBコースで内を通る先行馬が有利になり、絶好の3番枠。前走で出していったことが、今回につながるはずだ。22年の秋華賞馬の復活祭といこう。馬券は馬連と、3連複軸1頭ながしで(3)―(2)(4)(5)(6)(10)(13)。