◆第85回オークス・G1(5月19日、東京・芝2400メートル)
チェルヴィニア(牝3歳、美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)は、前走の桜花賞で13着と大敗。約5か月半ぶりのレースで、本来の能力を発揮できなかった。今回は、1度使われたことで気配が上昇。5月8日の1週前追い切りでは、美浦・Wコースでラスト1ハロン11秒1の好時計をマークした。
アルテミスSを先行して上がり最速で完勝した東京に戻るのもプラス。木村調教師は「1週前はしっかりやりました。気持ちの入り方は前回よりもいいので、そこはポジティブに捉えています。左回りという条件は合うし、距離が延びても大丈夫だと思っています」と、言葉に力を込めた。世代屈指の素質馬が巻き返しに虎視眈眈だ。