ヴィクトリアマイルをブービー人気の14番人気で優勝。テンハッピーローズ(牝6歳、栗東・高柳大輔厩舎、父エピファネイア)がG1初制覇から一夜明けた5月13日、滋賀・栗東トレセンの馬房内で元気な姿を見せた。東京競馬場でのレース後は、日付の変わった13日の午前1時頃に栗東トレセンに到着。「飼い葉も食べているし、馬は元気ですよ」と篠田厩務員は普段と変わらない様子を伝えた。
ゲートからの移動中のバス内で、ラジオ中継で勝利を知ったという同助手。重賞、マイル戦ともに未勝利だったことが低評価の要因と考えられるが「左前脚だけめちゃくちゃ柔らかくて、生粋のサウスポー。暑くならないと走らないですしね。東京の成績もいいし、はまれば一発あると思っていた」と期待を持って送り出していたという。天白泰司オーナー、津村明秀騎手にG1初勝利をもたらした“孝行娘”の激走に目を細めていた。