◆第41回エプソムC・G3(6月9日、東京競馬場・芝1800メートル)
新潟大賞典で12着のセルバーグ(牡5歳、栗東・鈴木孝志厩舎、父エピファネイア)が、自分のスタイルを貫いて巻き返しを狙う。スタート直後につまずき、道中で折り合いを欠いた前走は参考外。前半1000メートルを57秒2のハイペースで飛ばした2走前の小倉大賞典で3着に粘りに、ハナを切れば侮れない存在になる。
鈴木孝調教師は「逃げた方がいい。ペースに関係なく、行ききった方が自分のリズムで走れるから、しまいが粘れる。一回使ってガス抜きができた」と分析。昨年の中京記念に続く重賞2勝目へ、逃げの一手だ。