米大リーグ公式サイトが、2008年フィリーズのワールドチャンピオンの一員だったジェイソン・ワース氏の持ち馬ドーノックが8日(日本時間9日)、サラトガ競馬場で行われた競馬三冠の最終戦であるベルモントステークスで優勝した、と伝えた。
ベルモントパークが改修工事中のため、今年はレース会場がニューヨーク州サラトガスプリングスに変更されていた。
ナショナルズでの2018年を最後に引退したワース氏は15年間の大リーガー生活で、1583試合に出場し打率2割6分7厘、229本塁打、799打点をマーク。ポストシーズンにも通算9度出場し15本塁打を放っていた。
先月のケンタッキーダービーではドーノックは10着に終わったが、ワース氏は「今夜はこれまでにないほどアドレナリンが溢れ出ている」と語った。
◆米3冠 アメリカ競馬の三冠とは、3歳馬によって争われるケンタッキーダービー、プリークネスステークス、ベルモントステークスのクラシック三冠競走。その3競走が約1か月の短期間で実施されるため、長い歴史の中でも三冠を達成したのは13頭(直近は2018年ジャスティファイ)しかいない。今年のケンタッキーダービーには、日本から2頭が参戦。フォーエバーヤングが僅差の3着、テーオーパスワードが5着に好走している。