【マーメイドS・玉木の特注馬】1週前追い切りで好時計をマークしたタガノパッション 武幸調教師「牝馬同士なら」

タガノパッション
タガノパッション

◆第29回マーメイドS・G3(6月16日、京都・芝2000メートル)

 タガノパッション(牝6歳、栗東・武幸四郎厩舎、父キングカメハメハ)が好調だ。6日の1週前追い切りは栗東・坂路を単走で51秒5―13秒0。自身2位のタイムをマークした。今の時期の栗東は5時半開場だが、追い切った時刻は8時45分。速い時計を出した馬としては最後の入場だった。武幸調教師は「難しい馬なので、気持ちが変な方に行かないように、馬が少ない時間帯に追い切った。動きは良かった」と満足げな表情。ここ2戦は関東圏で土曜のレースだったこともあり、当週は火曜に追い切るなど試行錯誤してきた。

 格上挑戦だった3走前の愛知杯・G3は2着。重賞で通用する力を見せた。前走の福島牝馬S(6着)は、ダッシュがつかず後方から。向こう正面から追い上げて勝負どころでは好位にとりついたが、前半1000メートル通過が60秒3のスローで逃げ馬が3着に粘った。武幸師は「前が残る展開だったからね。上手に走っていたし、牝馬同士なら足りる」と手応え十分だ。(玉木 宏征)

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