◆第29回マーメイドS・G3(6月16日、京都・芝2000メートル)
登録段階から除外対象の馬もいて、フルゲートのハンデ戦で難解な一戦となりそう。エーデルブルーメ(牝5歳、栗東・福永祐一厩舎、父ハービンジャー)はデビュー戦の6着以降、14戦連続で掲示板を確保と安定感が光る。2走前の関門橋Sは早めに脚を使ってしまい4着だったが、脚をためる競馬に転じた前走のダイワスカーレットCは上がり最速の33秒9で突き抜けた。牡馬を相手に1馬身半差で完勝したことも自信になるだろう。
ここを目標に、栗東で軽快な動きをみせている。5日には福永調教師がまたがり、6ハロン81秒9―11秒3を楽々とマーク。京都コースも3走前の寿S2着時に経験している。厩舎6度目の重賞挑戦になるが、今回は大きなチャンスだと思う。(山下 優)