昨年のドバイ・ワールドCの覇者で、今年もサウジカップとドバイ・ワールドCで連続2着と世界で活躍するウシュバテソーロの半妹という血統馬のツインピークス(牝2歳、美浦・高木登厩舎、父ミスターメロディ)が、6月16日の2歳新馬戦(東京・芝1400メートル)で初陣を予定している。美浦・Wコースでの1週前追い切りは、単走で一杯に追って6ハロン82秒5―11秒9をマーク。全休日明けの6月11日は、美浦・坂路をキャンターで駆け上がって順調に調整を進めている。
兄も担当した深見助手は「軽い走りをする馬で、芝が合うと思います。先週はしっかりやって、そこそこの時計で動けていました。しっかり追ったぶん、反応もありました」と、うなずいた。一方でウシュバテソーロとの共通点については、「我の強さはありますよね。ウシュバみたいな気の悪さはなく、普段は扱いやすいです。性格は上と違いますが、走らせると前向きです」と語った。
馬名の意味由来は「2つの頂上。ウシュバ山の形状から」となっている。馬主は生産者である千代田牧場の代表を務める飯田正剛氏で、オーナーの思い入れが伝わるネーミングだ。