◆さきたま杯・交流G1(6月19日、浦和競馬場・ダート1400メートル)追い切り=6月13日、美浦トレセン
前走のサウジCで12着に敗れた昨年の最優秀ダートホース・レモンポップ(牡6歳、美浦・田中博康厩舎、父レモンドロップキッド)が、巻き返しに向けて軽快な動きを披露した。Wコースでアッシュルバニパル(3歳2勝クラス)を2馬身追走すると、抜群の手応えのまま直線を向き鋭く併入。6ハロンはこの日2位となる79秒7をマークし、ラストも11秒1の好時計でまとめた。
追い切りに騎乗するため栗東から駆けつけた坂井瑠星騎手も「いつも動く馬ですけど、相変わらずいい動きでした。このレベルの馬なので変わらずにきているのがいいですね」と手応え十分。直線は220と短く小回りの浦和競馬場へは初挑戦になるが「一番の敵はコース形態ですね。スムーズなら力は上です。まだ日本のG1では負けていないので、負けたくないという気持ちはあります」と言葉に力を込めた。