◆木屋町特別・3歳上1勝クラス(6月23日、京都・芝2000メートル)
フレミングフープ(牝3歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)の連勝に期待している。
何と言っても、武器は非凡な瞬発力だ。前走は出遅れて最後方からだったが、向こう正面で進出。うなるような手応えで直線に向くと、鋭い決め脚で他馬を差し切った。上がり3ハロンは34秒0で、次位に1秒0差をつけてトップ。喉の手術明けで半年ぶりの実戦だったが、待望の初勝利を手にした。
前走後は在厩で調整し、中1週で続戦。友道調教師は「二つ勝てば、ローズSにいけるかな」と秋華賞まで見据えている。全兄ダノンザタイガーが東京・芝1800メートルの東京スポーツ杯2歳Sで2着、共同通信杯で3着があることからも、2ハロンの距離延長は問題なさそう。ここを勝てば、牝馬3冠最終戦での楽しみな一頭になる。(水納 愛美)