函館3週目の芝1200メートルでデビュー予定のソレイケドンチャン(牝2歳、美浦・岩戸孝樹厩舎、父モズアスコット)は、初戦から勝負気配が漂う。
12日に函館・芝コースで行われた1週前追い切りでは、横山武史騎手が騎乗。4コーナーで多少、気難しい面は見せたが、直線では舌を出しながらも一杯に追われたローレルゼロ(2歳新馬)を相手に、馬なりで楽々と先着する軽快な動きを見せた。小笠助手は「操縦性に課題はありますが、騎手の感触は良かったです。舌を縛ってみたら効果が出ていましたし、走ることに関して前向き。能力を出せれば勝ち負けになっていいと思います」と、中間の調整で効果を感じ取っている。
新種牡馬の父モズアスコットは、15日の函館6Rでリリーフィールドが産駒初勝利を挙げたばかり。父に2週続けての新馬Vをプレゼントできるだけの能力がありそうだ。