【帝王賞】セラフィックコールとキングズソードが併せ馬 寺島調教師は2頭ともに手応え

併せ馬を行ったキングズソード(左)とセラフィックコール(カメラ・高橋 由二)
併せ馬を行ったキングズソード(左)とセラフィックコール(カメラ・高橋 由二)

◆第47回帝王賞・Jpn1(6月26日、大井・ダート2000メートル)追い切り=6月20日、栗東トレセン

 帝王賞に出走を予定している寺島良厩舎の2頭、キングズソード(牡5歳、父シニスターミニスター)と、セラフィックコール(牡4歳、父ヘニーヒューズ)が栗東・CWコースで併せ馬を行った。寺島調教師が騎乗したキングズソードが前を行き、セラフィックコールが1秒2追いかける形でスタート。直線では2頭ともにしっかりと追われ、ゴールで併入した。時計はキングズソードが6ハロン84秒1―11秒5、セラフィックコールが同82秒9―11秒5だった。

 かしわ記念4着から参戦するキングズソードについて指揮官は「予定通りの時計で、集中していた。向こう(セラフィック)も動くけど、しまいも思っている以上に頑張ってくれた」と納得の表情を浮かべた。昨年のJBCクラシックを完勝していることからも、巻き返しは十分ある。22年1月のデビュー戦以来、2度目の騎乗となる藤岡佑介騎手が手綱を執る。

 セラフィックコールは前走の川崎記念で5着だった。「馬もよくなって、体も戻ってきた。レーン騎手が乗れるということで、ここに絞ってきた。前走は1か月間に南関に2度、輸送したことがこたえた。(後ろから)構えていって、脚を使う競馬がいいのかな」とトレーナーは分析した。2戦2勝と好相性の鞍上で反撃を狙う。

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