6月22日の京都5R・2歳新馬(芝1400メートル=12頭立て)は、2番人気のラプラーニュ(牝、栗東・渡辺薫彦厩舎、父モーリス)が制した。勝ち時計は1分23秒5(良)。
道中は好位の外側を楽な応えで追走し、脚をためた。直線に入り、松山弘平騎手のアクションに応えて加速。ゴール手前でステッキを入れられると、さらにギアを上げた。差し切りを狙った2着のアーリントンロウ(西村淳也騎手)を首差で振り切った。
松山騎手は「調教から前に行って残るというよりは、しっかりしまいの脚を使える馬だと思っていました。少しためを作りたかったので、スタートは良かったですけど、こういった競馬をさせてもらいました」と意図を説明。「行く馬の内で、ちょっと窮屈なところはありましたけど、うまく切り返せました。最後もしっかり切れて、いい脚を使ってくれましたし、強い競馬をしてくれるなと思います」と振り返った。
同馬の祖母スキーパラダイスは仏G1・ムーランドロンシャン賞(1994年)を制覇。近親には08年の皐月賞を制したキャプテントゥーレがいる。