【東京11R・パラダイスステークス】NHKマイルCで3着と健闘した◎ロジリオンから入る。キャリア2戦目の未勝利以来となるマイル戦だったが、中団馬群でリズムよく運び、折り合いもスムーズ。直線はこの馬なりにしぶとく脚を使って2着の桜花賞馬アスコリピチェーノと首差。馬体重はマイナス6キロだったが、以前より明らかに幅が出て、たくましくなっていたのも好走の要因だ。
中6週のローテーションになるが高いレベルで体調を維持。1週前には2戦ぶりのコンビを組む三浦を背に6ハロン79秒9―11秒1の好時計を馬なりでマークした。状態面に不安はなく、東京・芝1400メートルは《1》〈2〉《1》着。2歳レコード決着となった昨秋の京王杯2歳S・G2は首差2着だった。好相性のコースなら初の古馬相手でも勝ち負けになる。
オーキッドロマンスの前走はペースが速すぎた。当舞台は重賞とリステッドで小差〈3〉〈2〉着の実績があり、雨の影響を受けた馬場でライバルが苦にするようなら逆転も。リュミエールノワルは重賞初挑戦の前走が5着。リステッドなら前進必至だ。