宝塚記念・G1(芝2200メートル)が行われる6月23日の京都競馬場の芝コースは重馬場でスタート。1R開始前から午前中は小雨が降ったりやんだりしていた。この日、芝で最初のレースとなった4Rをプリズマジコで制した秋山稔樹騎手=美浦・蛯名利弘厩舎=は馬場コンディションについて「外ですね」と明確に回答した。
その言葉通り、直線は馬場の真ん中から外めを通った馬がワンツーフィニッシュ。クラスや外回りと内回りの違いはあるが、前日12R3歳上1勝クラスの勝ち時計が1分32秒9だったのに対し、この日の4Rの勝ち時計は1分35秒4と2秒以上も時計がかかっており、パワーを要する馬場だ。
「先週までは前に行った馬は(直線で)内でも良かったですが、今日は外に出さないといけない」と同騎手。午後からの雨量にもよるが、天候の回復する見込みにくく、外有利に拍車がかかりそうだ。