7月21日の札幌5R・2歳新馬戦(芝1800メートル)は、藤岡佑介騎手が騎乗したキングスコール(牡、栗東・矢作芳人調教師、父ドゥラメンテ)が勝利。勝ちタイム1分47秒8は、18年にソダシが記録した札幌2歳Sの勝ち時計を0秒4更新する同舞台の2歳レコードだった。
スタートダッシュを決め、道中は2番手をリズム良く追走。3角で先頭をかわすと、そのままどんどん加速し上がり3ハロン最速となる34秒8の末脚で後続を引き離した。藤岡佑騎手が「稽古から素質は感じていましたが、まだ気性が幼くレースでどうかと思っていました」と話すように、パドックで放馬するほどの荒い気性の持ち主。「いい方向へ成長してくれたら」と、期待を込めた。
矢作調教師も「強い勝ち方ですが、ご覧の気性なので」と、静かに言葉を紡ぐ。次走については「短期放牧に出して、2歳S1本でいきます」と札幌2歳S・G3(8月31日、札幌競馬場・芝1800メートル)を明言した。