夏から秋へ(栗東)

アルテヴェローチェ
アルテヴェローチェ

 こんにちは、山本です。お久しぶりの今日は栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、ここ数日は色々と競馬の直球以外で面白い取材が多いんです。実は今日、ネット記事にもなっていますが、栗東トレセンの親子体験ツアーを見てきました。きっかけは友道調教師がJRAの方と打ち合わせ中にたまたま居合わせて、「来てみる?」と声をかけられたこと。じゃあ、行ってみようかとなったわけです。ただ、すでに競馬の世界を志している小学生が遠くは関東からやって来るという。どんな感じなのかな、と思っていました。

 とはいえ、厩舎に到着した子供たちは、やはり可愛い小学生。初めて見るであろう厩舎にワクワクしている感じが伝わります。けどねぇ、さすがというか、カイバをつくる場所に友道センセイが入った時だったか、結構質問が飛ぶんですよ、カイバのこととか、馬の健康維持の話とか。みんな、積極的です。それに友道センセイも「トレセンのお休みは月曜日で…」などなど、答えているのも妙に新鮮。そんな光景を見ていると、大分の片田舎で育ったとはいえ、こういう体験系に一度は応募しておけば良かった、と後悔も。実は意外と引っ込み思案なんですよねぇ、今でも多少。最後は厩舎から、そして坂井Jからのサイン入りプレゼントを全員がもらい、記念撮影で終了。いい夏の思い出になったと思いますよ、きっと。

 ということで、そのネット記事に顔の写真を載せたカムニャックの話は明後日まで待ってもらうとして、そろそろ本題へ。今日も栗東取材を中心に進めていきましょう。

 まずは須貝厩舎。先週の新潟で期待のジェゼロ(牡、父サートゥルナーリア)が勝ち上がりましたね。「あの流れを差し切るんだから力がある。まだまだ幼いけどね」とトレーナー。若い現状を考慮して、今後はひと息入れるとのこと。復帰戦は重賞というより自己条件で一歩ずつ、ということも視野に入れて、考えていくようです。

 あと、札幌で大物感あふれる勝ちっぷりを見せたアルテヴェローチェ(牡、父モーリス)は勝った直後に名前が出たクローバー賞は見送り、サウジアラビアRCへの出走を視野に調整していくようです。「前走で力があるというのは改めて分かりましたから」と須貝調教師。期待の一頭ですね。あと、ソダシの弟になるエスタア(牡、父モーリス、母ブチコ)は今週の調教で好時計。「まだ、乗った感触はこれから良くなりそうということなのに時計は出たなぁ」と今後も乗り込みつつ、レースを決めていくようです。

 そして、函館の新馬で強い勝ちっぷりだったマジックサンズ(牡、父キズナ)は札幌2歳Sへ向かうとのこと。ゴールドシップ、レッドリヴェール、ソダシに続く須貝厩舎の出世ロードに乗るか、ですね。そうそう、札幌2歳Sといえば、上村厩舎で先週の新馬を勝ったアルマヴェローチェ(牝、父ハービンジャー)もここに参戦するようです。

 続いては福永厩舎。まずは福永師が早い段階から、かなり楽しみにしていたマイエレメント(牝、父エピファネイア、母ソートアフター)は25日の新潟芝マイルでデビューすることになりました。鞍上は横山武J。今日、追い切りを行ったのですが、「やっぱり動くわ。まだ動きに良化の余地はあるんだけど、能力はあるからね」とかなりの手応えが伝わってくるトーンです。この馬、最初に口向きの矯正がうまくいってから、ずっと高い水準で評価されている感じですね。

 同じ週の中京芝マイルを予定しているのがワイドファラオなどの下になるワイドメテオール(牡、父レイデオロ、母ワイドサファイア)。「動きは1本目でこれなら、という感じで良かったよ」と冷静に分析していました。あと、当初は同じ週のデビューも考えていたアスクセクシーモア(牡、父キタサンブラック、母アイムオールレディセクシー)は疲れが出たために放牧へ。この馬、今回の帰厩時は福永師が「良くなった」と成長を感じていたんですけどね。

 最後に来週の中京ダート1800でデビューを予定するのがメイショウハチロー(牡、父シニスターミニスター、母メイショウミハル)。鞍上は団野Jです。「先頭に立つと、耳を絞ってやめる面があったみたい。乗りやすくはなってきているので、その辺を来週までに修正できれば」と冷静に分析。どこまで態勢を整えていけるかですね。

 ということで、今日はここまで。また、明日です。ではでは

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