◆第42回ローズS・G2(9月15日、中京競馬場・芝2000メートル、3着まで秋華賞の優先出走権)
秋華賞トライアルの第42回ローズS・G2(15日、中京=3着まで優先出走権)は、近10年のうち9度、単勝15倍以上の馬が1頭は馬券圏内に好走。秋を迎えた3歳牝馬の成長をいかに見極めるかが、的中のカギとなる一戦だ。
今年は中京開催。そこで同舞台で行われた20~22年をチェックすると、馬券圏内に好走した単勝15倍以上は4頭。勝ち馬はいないが、いずれもキャリア7戦以上、栗東所属で前走が8月か9月だった。「休み明けではないたたき上げ」が伏兵の条件になる。
ポイントは長さ約412メートルで上り坂が待つ中京ならではのレース上がり。対象4頭のうち超スローで逃げた21年2着のエイシンヒテンを除く3頭は、前走でメンバー2位以内の上がりをマークし、連対していた。
今年はずばりサンセットビューが狙い目だ。メンバー最多のキャリア8戦、栗東所属で前走は8月末の中京・芝2200メートルで上がり2位の末脚を繰り出し2着に入っている。
春は1勝馬ながらクイーンS6着、フローラS9着、オークス7着。いずれも0秒8差以内に走り、オークスはここに出走する4着のクイーンズウォークと0秒4差だった。
父は大舞台に強いドゥラメンテ。実は中京・芝2000メートルはディープインパクトの独壇場なのだが、近6年の重賞成績(10頭以上出走)をみると、ドゥラメンテ産駒は連対率、複勝率とも王者ディープと遜色ない数字。一撃を期待できる。