【秋華賞・戸田の特注馬】タガノエルピーダが叩き2走目で良化ムード 斉藤崇調教師「中身が詰まってきた」

タガノエルピーダ
タガノエルピーダ

◆第29回秋華賞・G1(10月13日、京都競馬場・芝2000メートル)

 タガノエルピーダ(牝3歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父キズナ)がローズS4着を叩かれ状態を上げてきた。10月2日の1週前追い切りではマルチャレアル(3歳2勝クラス)と併せ馬。3馬身ほど追走し、55秒3―11秒9とラストは力強く伸びて首差先着。「中身が詰まってきましたね」と斉藤崇調教師もうなずいた。

 昨年の朝日杯FSでは、牡馬を相手に勝ったジャンタルマンタルから0秒2差の3着。早い時期から素質の片りんをのぞかせていた。忘れな草賞の勝ち時計1分59秒4は、その後、G1制覇したミッキークイーン(2分3秒5)、ラヴスオンリーユー(2分0秒6)などを上回る優秀な時計。外枠でリズムに乗れなかったオークスは16着に終わったが、潜在能力はここに入っても引けは取らない。

 スタートが良く、好位を取れるレースセンスも、直線が短く機動力が必要な京都内回りコースでは大きな武器。本命候補の一頭だ。(戸田 和彦)

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