2004年の菊花賞を制したデルタブルースが死んだことが9日、分かった。23歳。同馬を管理していたオールド・フレンズ・ジャパンから連絡を受けたジャパン・スタッドブックインターナショナルがホームページなどで伝えた。
03年にデビュー。未勝利脱出までに6戦を要したが、04年10月に1000万クラス(現2勝クラス)を勝つと、次走の菊花賞を8番人気で勝利した。06年には海外レースにも果敢に挑み、豪州のメルボルンCを日本調教馬で初めて制した。09年目黒記念16着がラストランとなり、通算成績は32戦6勝(うち海外1勝)だった。
岡山県真庭市で引退競走馬を管理するオールド・フレンズ・ジャパンで2021年から余生を過ごしていた。オールド・フレンズ・ジャパンは「2021年に私たちの仲間に加わったデルタブルースは、その風格から当団体の大黒柱のような存在でした。まだまだ彼との思い出を積み重ねていけると思っていただけに、今回の別れは大変残念でなりません。彼がいなくなった厩舎は、とても寂しく感じます。これまでデルタブルースを応援してくださったファンの皆さま、そして関係者の皆さまに、この場をお借りして心よりお礼申し上げます」とジャパン・スタッドブックインターナショナルにコメントを寄せた。