岩田康誠騎手がコンビでG1・2勝のデルタブルースとの別れを惜しむ「自分の騎手人生を左右するようなレース」

菊花賞で勝ったデルタブルース(左)に騎乗した岩田康誠騎手がゴール後、馬上でガッツポーズ
菊花賞で勝ったデルタブルース(左)に騎乗した岩田康誠騎手がゴール後、馬上でガッツポーズ

 2004年の菊花賞、2006年のメルボルンCを制したデルタブルースが死んだことが10月9日、分かった。23歳だった。管理していたオールド・フレンズ・ジャパンから連絡を受けたジャパン・スタッドブックインターナショナルがホームページなどで伝えた。

 主戦だった岩田康誠騎手=栗東・フリー=にとっては2006年に中央入りする前だった菊花賞がG1初制覇。さらにメルボルンCは自身の海外G1初制覇だった。「菊花賞もメルボルンCも、すごく自分の騎手人生を左右するようなレースでした。本当に大きな経験になったと思います」と懐かしそうに振り返る。

 特に菊花賞は4角から仕掛け、早め先頭から粘り込んだ積極策が実ったレース。「本当に乗りやすい馬でした。歩様とかぎこちない面があるけど、大事な時になるとしっかり走ってくれましたね。馬とぶつかったりすると、闘争心を燃やして走ったりするんですよね」とJRA騎手としての礎とも言える相棒との別れを惜しんだ。

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