【富士S】セリフォスは坂路でラスト1ハロン一番時計 陣営「態勢は整ったとみています」

坂路で抜群の動きを見せたセリフォス(カメラ・高橋 由二)
坂路で抜群の動きを見せたセリフォス(カメラ・高橋 由二)

◆第27回富士S・G2(10月19日、東京・芝1600メートル)追い切り=16日、栗東トレセン

 G1馬セリフォス(牡5歳、栗東・中内田充正厩舎、父ダイワメジャー)が、抜群の推進力を見せた。

 藤岡佑介騎手を背に、栗東・坂路で単走。豪快な身のこなしで登坂した。後半から気合を付けられると、さらに加速。ラスト1ハロンはこの日一番時計の11秒6(全体53秒2)を叩き出した。福永助手は「速い時計が出て、動きもすごく良かったようです。態勢は整ったとみています」と評価した。

 前走の安田記念(5着)は稍重の馬場が敗因。福永助手は「最後に脚を使ってよく頑張れていた」と悲観していない。3歳時の22年も富士SからマイルCSに向かい、連勝で秋のマイル王に輝いた。昨秋はG1に直行して8着だったが、2年前と同じ臨戦過程はプラス材料。同助手は「一昨年に勝っているレースで好結果を出して、次へとつなげていければ」と期待を込めた。

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