レモンポップ引退式 チャンピオンズC連覇で有終…坂井瑠星騎手や田中博調教師ら晴れやかな笑顔で称賛

引退式に臨んだレモンポップ(カメラ・渡辺 了文)
引退式に臨んだレモンポップ(カメラ・渡辺 了文)
引退式に臨んだレモンポップと関係者ら(カメラ・渡辺 了文)
引退式に臨んだレモンポップと関係者ら(カメラ・渡辺 了文)

 12月1日に行われたチャンピオンズC・G1を勝ち、昨年に続く連覇を達成したレモンポップ(牡6歳、美浦・田中博康厩舎、父レモンドロップキッド)の引退式が中京競馬場の最終レース終了後に行われた。

 多くのファンが見守る中、きれいに身を整えたレモンポップは堂々と周回し、別れを惜しんだ。

 管理してきた田中博調教師は「感動しました。去年も感動しましたが、それ以上に今日は感動しました」とあいさつ。厩舎初の重賞とG1制覇を成し遂げたレモンポップには「色々な経験をさせてくれて、厩舎に勢いをつけてくれて、感謝しかないです」と晴れやかな表情で語った。

 デビューから担当してきた田端誠助手は「非常に脚の速い、性格も真面目で、今日も競馬場に着いても落ち着いていた。装鞍所でスイッチが切り替わりました。賢くて真面目でいい子。ファンの皆さんには、こうして盛大に送り出してもらえて感謝しかないです。ありがとうございました。つらい思いをして走るのは、今日が最後だよ、と言って瑠星にバトンタッチしました」と嚙みしめながら話していた。

 コンビを組んでG1級6勝を果たした坂井瑠星騎手は「(国内)G1を6戦6勝で、すべてものにしてくれました。今日が一番嬉しいですし、ホッとしました」と話し、笑顔でパートナー送り出した。

 レモンポップは今後、北海道日高町のダーレージャパンスタリオンコンプレックスで種牡馬入りする。ダーレー・ジャパンの福田洋行取締役は「ダート路線は充実していますし、夢もある。ダーレーとしても、パイロという人気種牡馬がいますが、そのあとを継げるように人気の種牡馬になってほしいです」とコメントした。

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