今年も強気(美浦)

シホリーン
シホリーン

 おはようございます、坂本です。今年もよろしくお願いいたします。

 さて、今日は金杯デー当日とあって何かと慌ただしいので、いきなり本題へいかせていただきます。まずは武井厩舎からです。日曜の中山9R・ジュニアCにスタンバイしているギフテッド(牝、父モーリス、母ルパン2)は、デビュー2連勝を狙います。半兄ファントムシーフは、23年の共同通信杯を制して、その後は皐月賞で3着に好走していますね。昨年12月の中山での新馬戦は、好位からうまく立ち回って、センスのある走りでした。初戦は除外の可能性を踏まえての仕上げで、幸いそれもなく出走がかなった形でした。武井調教師は「確実に勝つには(追い切り本数が)1本足りないかなと思っていて、そのぶん使った上がり目は大きいと思っていましたが、前走よりはいいけど、思い描いていたほどではちょっとないです。そういう意味では、馬の成長度がまだなのかな」と、意外と控えめなトーンでした。しかし初戦の内容は評価しており、「完勝で能力のあるところを見せてくれたし、これでどこまでやってくれるか」と地力に期待を寄せていました。

 そして血統馬のシホリーン(牝、父モーリス、母パンデリング)は、来週のフェアリーS(1月12日、中山)に横山武騎手で予定しています。1勝馬なので除外となった場合は、シンザン記念(1月13日、中京)に回るそうです。美浦・Wコースでの1週前追い切りは、格上の古馬相手に遅れましたが、横山武騎手の感触はよかったそうです。武井師は「(パサパサのウッドチップの)馬場が合わなかっただけで、全然大丈夫と言っていました。どちら(の重賞)にしても勝ちまで狙える馬だと思っているので」と強気でした。前走のアルテミスSは直線でさばくのに苦労しての4着だっただけに、まさしく改めてという気持ちでしょう。

 新馬のマーキュリーダイム(牝、父Medaglia d’Oro、母ラッキーダイム)は、1月25日の中山・新馬戦(牝馬限定、ダート1800M)を目指して調整を進めています。母のきょうだいには、米G1馬で種牡馬入りしたミトレやホットロッドチャーリーがいる良血馬です。かなり武井調教師の評価は高く、「これはまず勝てますね。パワーとスタミナで押し切るタイプで、関東オークス(6月12日、川崎)で勝負になるんじゃないかなと思っています」と、“武井節”が飛び出しました。これは要マークですよ。

 ダート馬と言えば、デビュー2連勝を飾ったジャナドリア(牡、父ゴールドドリーム、母ターシャズスター)が、そろそろ始動戦へ向けて動き出しそうです。まだ現在は放牧中ですが、現時点でクラブで発表されているのは、ブルーバードC(1月22日、船橋)を目標に進めて、除外の場合はヒヤシンスS(2月23日、東京)に向かう方向となっています。「東京などでもしっかりと脚を使えると思いますし、すごく楽しみです。1回、1回、全力を尽くし過ぎちゃうので、(使った後の状態の)下がりも大きく、大事にやっていきたいです」と、トレーナーは評価しています。

 2023年のセレクトセール1歳馬部門で3億円の超高額で落札されて、良血馬として注目を集めた【スターウェーブ(父キングマン、母コスモポリタンクイーン)】は、3月2日か3月8日の中山・1勝クラス(芝1600M)あたりを視野に入れていくそうです。前走は11月16日の東京・1勝クラス(芝1400M)で4着でしたが、もう一度、マイル戦にチャレンジするとのことです。

 6月の函館で新馬勝ちして、前走の葉牡丹賞で9着に終わったゴーゴータカシ(牡、父モーリス、母ビップベリンダ)は、若竹賞(1月26日、中山)へ吉田隼騎手で向かいます。指揮官は「前走は距離が長かったと思うので」と、コスモス賞2着など好走実績のある1800Mに距離を縮めて反撃を期します。

 駆け足ですいませんが、今日のところはこのへんで。

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