昨年の安田記念を制した香港のロマンチックウォリアー(セン7歳、Cシャム厩舎、父アクラメイション)が、現地時間24日にUAE・ドバイのメイダン競馬場で行われたジェベルハッタ・G1(芝1800メートル=8頭立て)を圧勝。香港最強馬が4か国目のG1タイトルを手にした。
英国のブックメーカーでも1番人気に支持された香港馬はJ・マクドナルド騎手を背に1番枠から好スタートを切ったが、果敢にハナを奪ったメジャードタイムが後続を大きく離す展開になった。3番手追走で落ち着くと4コーナー手前でギアを入れて一気に加速。逃げ馬を残り100メートル付近でとらえてからは後続の追撃を楽々と振り切り、4馬身半差で圧勝した。勝ち時計は1分45秒10。
ロマンチックウォリアーは23年10月の豪G1・コックスプレートで海外G1初制覇を飾ると、24年6月には日本の安田記念を制覇。国内では昨年4月に香港G1・クイーンエリザベス2世カップで3連覇を果たすと12月の香港カップでも3連覇を達成し、2025年は中東遠征をターゲットにしていた。今後は2月に行われる世界最高の1着賞金1000万ドル(約15億5000万円)を誇るサウジカップ・G1(ダート1800メートル)への参戦を表明している。