【東京6R・3歳未勝利】アーモンドアイの初子が4戦目で初勝利 ルメール「2400メートルはちょうどいい」

4戦目で初勝利を飾ったアロンズロッド(手前、カメラ・荒牧 徹)
4戦目で初勝利を飾ったアロンズロッド(手前、カメラ・荒牧 徹)

◆東京6R・3歳未勝利戦(2月8日、芝2400メートル)

 8日の東京6R、3歳未勝利(芝2400メートル)は、18、20年のJRA年度代表馬に輝いた名牝アーモンドアイの初子アロンズロッド(牡、美浦・国枝厩舎、父エピファネイア)が、デビュー4戦目で待望の初勝利を挙げた。ゴール前では大歓声と拍手が湧き上がり、母の主戦も務めたルメールは「重賞みたいだったね」と満面の笑みで大喜びした。

 夢をつないだ。4角4番手で直線を向くと、伸びやかなフットワークで加速。最後までしっかりと脚を伸ばし、逃げ粘る2着馬をかわすと1馬身1/4差をつけた。「(届くか)ちょっと心配したけど、僕の馬も手応え良くて最後まで伸びると思った。この馬はアーモンドアイの子で超良血。2400メートルはちょうどいい」と鞍上は母の記憶を重ねて感慨もひとしおだ。

 昨年10月デビュー戦(4着)はマイルだったが、徐々に距離を延ばすなど試行錯誤して結果につなげた。一戦ごとに心身の成長も見られ、国枝調教師は「よかったよ。レースが終わってからの雰囲気も余裕があっていいよね。そういう意味でも楽しみ」と手応えを口にした。

 来春に定年が控えている名伯楽は、ラストクラシックとなる今年の3歳世代で悲願の日本ダービー制覇にかけている。国枝師が「何とかダービーにね」と言えば、馬主のシルクレーシング・米本昌史代表も「本当にうれしいです。先生とともにチャレンジしていけます」と声を弾ませた。大目標と同じ舞台で中身の濃い白星となった。(坂本 達洋)

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