
◆第42回フェブラリーS・G1(2月23日、東京競馬場・ダート1600メートル)=2月21日、栗東トレセン
来月2日の競馬を最後に引退するため、今回がラストG1になる音無秀孝調教師=栗東=は送り出す3頭の枠順が決まり、それぞれ満足げな表情を浮かべた。
重賞連勝を狙うサンデーファンデー(牡5歳、父スズカコーズウェイ)は4枠7番。「この馬はスタートがいいので、内を引いてもよかった。行く馬を見ながらでも競馬はできるから」と満足そうにうなずいた。
重賞3勝目を狙うサンライズジパング(牡4歳、父キズナ)は6枠12番からの発走になった。「ちょうどいい。モタモタする面があるので、外がいいなと思っていた。東京マイルなら外枠の方が芝の距離も長くなるから」と芝との「二刀流ホース」らしい強調点を挙げた。
デルマソトガケ(牡5歳、父マインドユアビスケッツ)は7枠13番から復活を目指す。「ハナに行くまでは(出脚が)足りないかもしれないが、前で競馬させたい」と外めの枠から自在の立ち回りを期待する。
3頭すべて、この日は坂路で調整。音無調教師はそれぞれについて語った後、「サンライズジパングには一番いい枠じゃないかな」と笑みを浮かべていた。