
【京都11R・阪急杯】昨年の4月のデビューから、5戦4勝でオープンに上がってきた◎フォーチュンタイムに期待する。初の1400メートル戦に投入された前走では、5番手追走から直線で追出されるとぐいぐいと伸びて、2着馬に2馬身半差の快勝だった。マイル戦では折り合いに苦労する場面もあっただけに、ベストな距離を見つけたと言っていい。
週末に本追い切りをする吉岡厩舎らしく、15日には栗東・坂路で併せ馬を行い、50秒5―12秒2の好タイムで先着した。このレースを目標に仕上がりはばっちり。相手は一気に強くなるが、京都コースも経験済み。重賞のペースなら折り合いを欠く心配も少なく、期待の方が大きい。
対抗はこの距離で重賞を2勝しているダノンマッキンリー。乗り難しいが、2走前と同じ外枠を引けたのは好材料だろう。「状態はすごくいいと思います」と北村友騎手。折り合いがつけば破壊力抜群の末脚で差し込んでくる。昨年の京都牝馬Sを制したソーダズリングは久々の前走が差のない6着。上積みも見込める今回は怖い存在だ。